EZURIKO CHブログ

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ビッグダディ三男 借金1700万にダディの神反応

〈借金1700万円〉三男から突然「お父さんなんとかなりませんか」と…ビッグダディに聞いた借金の経緯と失踪した三男の行方

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 ドキュメンタリー番組『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)で名を馳せたビッグダディこと林下清志さん(57)。バツ7で元妻たちとの間に10人の子をもうけたダディは現在、家族の金銭トラブルに見舞われ、返済に追われている。 【画像】娘たちに囲まれ満面の笑みのビッグダディ  相変わらず波乱万丈な日々を送っているダディにインタビューを試みた。(全3回の1回目/ 続き を読む) ◆◆◆
三男からの突然の電話
――先日、息子さんの金銭トラブルで1700万円もの借金返済に追われているとの情報が、複数のメディアで報じられました。経緯を詳しくお聞きしてもいいでしょうか。 林下 2年くらい前のことなんですけどね。ある日、三男から電話がかかってきたんです。「会社の金を使い込んじゃったんだけど、お父さんなんとかなりませんか」って。金額を聞くと、最初は1200万円だったんですよ。そこでとりあえず、「ちゃんと返すしかないだろう。まず頭下げるところにはきちんとお詫びしてまわれよ」と言ったんです。  ただ、普段は俺のことを「お父さん」なんて呼ぶことはないので、その時点で妙だなとは思っていたのですが、どうやらそのやり取りをスピーカーモードにして、会社の経営陣と一緒に聞いていたらしいんですね。すると、直後に今度は社長の方が出て、「今の会話に役員一同、感動しております」と言う。要は、

 

一言も息子を怒らずにやるべきことを示した姿勢が素晴らしいと。

 

――確かに、1200万円という数字にさほど動じていないあたり、さすが肝が据っているといいますか。 林下 いや、びっくりはしましたよ。でも後の祭りですからね。幸い、その社長さんがいい人で、「息子さんはこの7年、寝食を忘れて働いてくれました。会社としてはお金さえ返してもらえれば大事にするつもりはありません」と言ってくれて。  で、1200万円の返済計画を立てて、「じゃあ今月から頑張って返済を始めよう」と1回目を支払った翌日だったかな。息子が会社から500万円を持って失踪したんです。思わず唖然として、「やるねえ」とぼやいちゃいましたよ。 ――なんと……。それでトータルの返済額が1700万円に。

林下 たぶん本人はその500万円を元手に、何かのギャンブルで一発逆転を狙ったんでしょうけど、なかなかそううまくはいかないですよね。  仕方がないので家族で力を合わせて返済しています。長男がコンビニの正社員で社宅に住んでいるので、俺も許可をもらってそこに転がり込んで、2人の給料を合わせて毎月51万円ずつ返していました。それが今年の3月からは37万円になり、少し楽にはなったのですが、今度は俺がそれまでの仕事を辞めて無収入になったので、今は長男と四男で返してくれています。 ――2人の息子さんもまだ20代で遊びたい盛りだと思いますが、嫌な顔ひとつせずに借金を返しているんですか? 林下 そんなわけないでしょ、我が家はおかしな宗教じゃないんだから(笑)。2人とも「しょうがねえなあ」とブツブツ言いながら頑張って働いてますよ。来年からは俺が1人で返すからとなだめながら、どうにかやっている感じです。  でもおかげで、借金は600万円台まで減りました。順当にいけば来年11月には完済できるでしょう。


三男がお金を必要としたワケ
――それにしても、息子さんはなぜそんなにお金が必要だったのでしょう。 林下 三男は結婚していたのですが、なかなか子宝に恵まれず、不妊治療を続けていました。しかし、その頃はまだ保険の適用外でしたから、治療費がけっこう嵩んでいたのだと思います。あれ、高ければ毎回10万円くらいするんでしょう?  5年ほど治療を続けたところでようやく子どもを授かりましたが、その時点ですでにけっこう使い込んでいたわけですよ。それがバレてこんなことになってしまったから、嫁さんとも即離婚です。おそらく、生まれた子どもの顔も満足に見ていないんじゃないかな。 ――ご本人(三男)と連絡はついているんですか?


失踪した三男の行方
林下 いえ、まったくつかないですね。最近になって俺の仕事を手伝わせようと思って連絡を取ろうとしたものの、放っておいた期間が長すぎて、もう連絡先がわからないんですよ。 ――法的なことで言えば、そもそもこの借金を肩代わりしない選択肢もあったと思います。そこはやはり、家族愛なのでしょうか。 林下 確かに、別に保証人になっているわけではないから、見放せばいいじゃないかという声は多いです。でも、それをしたら息子は二度と表に出て来られないですよね。この借金さえどうにかしておけば、何年後かに「えへへ」と現れた時、「このバカ野郎!」で済むじゃないですか。  それが家族愛なのかはわからないけど、家族で協力して必死に頑張れば、ギリギリどうにかなりそうな金額だったことも大きいです。どうしようもない絶望的な金額だったら最初からお手上げですけど、なまじギリギリどうにかなるかならないかのラインだったから、これはもう仕方がないです。 ――とはいえ、今も連絡が途絶えている息子さんに対し、何か思うところは? 林下 2度目は駄目ですよね。最初に電話をかけてきて家族を巻き込んで、その家族を裏切ったわけですから、これはもう駄目です。俺としては完全に信頼関係を失いました。他の兄弟たちには「お前らいつかまた(三男と)兄弟付き合いすることもあるだろうから、迎えてやる気持ちは持っておけよ」と言ってますけどね。 ――父親として内心、傷ついている部分もありますか。 林下 傷ついているというより、もうガッカリですよ。これが夫婦ならもともとは他人同士だし、嫁さんというのは俺の所有物ではないから、別れたあとは好きに生きていけばいいと思います。たまたま俺と家族でいたいと思ったから夫婦になる選択をしたわけで、俺と一緒にいるよりも幸せになれそうだという選択肢が見つかったなら、そっちを選べばいい。こういう考え方だからバツ7なんですけどね。  でも、三男の場合は俺の子どもですから、縁は切れません。いわばお互いにとって最後の砦のような存在なのに、裏切られてしまったことは心から残念に思っています。

 

もし渦中の三男が現れたら……
――もしこの先、息子さんが戻ってきて謝られたら、その時はどう対応しますか? 林下 正直、今この時点では、明日どこかの海で息子が浮かんでいたと耳にしても、淡々と受け入れられる気がします。家族という最後の砦としての役割を放棄されたわけですから。でも、目の前に出てきてちゃんと「ごめんなさい」が言えるのであれば、そこでもうすべてクリアーですよ。 ――お詫びの言葉があるかどうかが、やはり大切なんですね。 林下 それは絶対にそうです。昔、俺の嫁さんが妊娠した時に、「いやいや、やってないじゃん。誰の子どもだよ」って聞いたら、隣の家の旦那だと言うのですぐに乗り込んでいったことがありました。  そこで「お前、人の嫁で子ども作ったんだから、何も口出すなよ。俺が名前をつけて育てるからな」と言ったら、「すみませんでした、よろしくお願いします」と言うので、「よし、すみませんが言えたのならこの話はこれで終わりだ」と決着させたこともあったくらいです。 ――それもまたダディらしい極端な例ですが……。 林下 これは家族愛とか優しさとかそんな言葉で表すようなことではなくて、俺にとっては当たり前のことなんです。  でもまあ、とにかく残りの借金を返し終えるまで気は抜けません。俺もまだまだやりたいことがあるし、もうひと踏ん張りしなければならないですね。